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中国商標ニュース

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中国商標コラム

冒認的な商標出願の現状

周知のように中国では、外国の有名なブランドやコンテンツ等を、第三者がいわゆる「冒認」的に商標出願する事案が増加しており、大きな問題となっています。すなわち、中国では、インターネット等を通じて、外国のブランドやコンテンツ等を知った者が、中国では当該ブランドやコンテンツ等がまだ商標登録出願されていないことを奇貨として、先に商標登録出願してしまうといったことが頻発しているのです。
中国の商標法は、日本等多くの国の商標法と同様に、「先願主義」を採用しています。先願主義の下では、既に商標を実際に使用している者であっても、他の第三者が先に当該商標を出願して登録を受けてしまうと、もはや同一又は類似の指定商品では当該商標の登録ができなくなるほか、もし登録名義人の許諾を得ずに当該商標を使用すると、商標権侵害を理由に訴えられることになりかねません。例えば、当該商標を付した商品を中国に輸出・販売しようとしても、商標登録者により販売等を差し止められたり、損害賠償を請求されたりするおそれがあります。さらには、商標登録者から、当該商標を法外な値段で買い取るよう要求してくるおそれもあります。
近年では、日本企業をターゲットとして、商標を買い取らせることを目的として出願する専門業者や、そのコンサルティングまで行っている企業も出現しているようです。また、善意を装って、「いまなら商標を取り消せます」「代わりに交渉します」などと日本企業に情報提供するビジネスも横行しています。もちろん騙されてはいけません。専門業者と組んでいる可能性も考えられますので、十分な注意が必要です。

冒認登録の事例

1999年11月、株式会社良品計画が中国で25類などにおいて商標「無印良品MUJI」を出願したものの、25類の商標は、香港企業の盛能投資有限公司(以下「JBI社」と称する)が類似商品において商標「無印良品」と「MUJI」を先行出願し、且つ登録になったという理由で中国商標局に却下されました。
当時のJRI社は中国広州、深セン、瀋陽、長春、大連、北京などにおいて「無印良品」商標を有する服装の販売店を開設しており、その店のスタイルも良品計画社の販売店と類似していました。
その影響で、良品計画社の中国大陸におけるNO1.店、上海店が2005年に開業して以来、「無印良品」のブランドで主な商品を販売することに支障が出たことがあるようです。

 

また、日本の地域名や地域ブランドの商標登録についても頻繁に報道されています。
中国のある企業は2003年に「青森」を商標として出願したものの、日本の青森県はこれに対して異議申し立てを行ったため、当該商標の登録は阻止されました。日本貿易振興会(ジェトロ)の調査によると、中国では、日本の30府・県・政令指定都市の名前が商標として出願され、その一部は登録になったとのことです。三重県松阪市は06年、同地特産の「松阪牛」を中国で商標出願しようとしたが、「阪」の字が違う「松坂牛」という商標が中国企業によって先に出願されていることがわかり、日本でも大きく報道されました。


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